KJ法を用いたホームページ作成

KJ法を用いたホームページ作成

問題解決の手法と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?IT化や情報伝達速度の高速化に伴い、世間は目まぐるしく動いています。21世紀の情報化社会は、ことさらにスピードを求められる時代と言っても過言ではないでしょう。

今回はKJ法の活用の仕方と、それを使ったホームページ作成の方法について、ご案内します。

KJ法とは

KJ法とは、集団における異なる意見をまとめ、問題解決に結びつけていくための手法です。複数者の意見を分類して整列化し、データをまとめていくための方法と言えます。多数の情報をグループ化、ラベル化、図解化、文章化していく作業から成り立っています。

もともとは情報処理のための手法でしたが、問題の本質を特定して新たな課題解決を促したり、アイディアを出したりすることに有益であることが判ってきました。今では創造的な問題解決技法として、さまざまなミーティングや開発の現場で活用されています。

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KJ法という名前は、文化人類学者の川喜多二郎氏が考案したことから、彼のイニシャルのアルファベットを取って付けられました。

KJ法を用いるメリット

KJ法を用いることには以下のようなメリットがあります。

誰でも手軽に行うことができる

紙とペンさえあれば、誰でも行うことができます。

問題の特定ができる

分類することで、問題が可視化されます。また、重要部分や他の問題との関連性が目に見て分かるようになります。

情報の共有ができる

情報を書き出して分類するので、他のメンバーとも共有できます。個人の脳内にあった情報を書き出すことで、本人の中でも要点がクリアになり、他者にも情報が伝わります。

少数意見を活用することができる

提案者が誰かという立場に捉われることなく、一意見が平等に扱われます。企業や組織が大きくなればなるほど、この利点は大きなものになっていきます。

KJ法の制作手順

KJ法は、ブレインストーミング(BS)やフィールドワーク(FW)などで、何らかの意見や結果が複数出たあとに、それらをまとめる手法として用いられます。

KJ法では他者の批判やネガティブ意見など、マイナスの情報も判断の幅が広がるので、積極的にだしましょう。

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1.カード作成

素材収集とも呼ばれる段階です。素材の中には、次の2つの要素が含まれます。

外部的なもの

マーケティング、取材、FW(現地調査や実地調査)の結果、関連資料などの情報やデータ

内部的なもの

個人の知識、経験、見通し、反省などの情報やデータ

これらすべてを名刺サイズのカードや付箋に書き出していきます。情報量が多くなるようであれば、事実と意見を分けるために、両者を色分け(カードの色を替える)するのも良いでしょう。

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必ず『一つの情報に一カード』の原則を守ってくださいね。複数の情報を一枚のカードに詰め込んでしまうと、あとで分類が困難になりますよ。
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2.グループ編成

得られたカードを、すべて出し揃え、似たような情報・意見・提案を重ね合わせていきます。そして、まとまった情報ごとにラベル(見出し)をつけます。

小グループができあがれば、そこからさらに近しい意見をまとめて、中グループ、大グループと作っていきます。

最初から結論ありきにするのではなく、幅広く情報を見渡すことが大切です。無理矢理すべてのカードをまとめるのではなく、孤立した意見があればそれもそのまま残しておいてくださいね。

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次のステップ

3.空間配置

いよいよKJ法の重要な部分です。まとまった情報同士は近づけ、関連の薄い情報は遠ざけるというように、視覚的に情報の分類が分かるようにしていきます。

「グループ編成」の中グループや大グループ作りと並行して行っていきます。同じテーマを持ったものを線で囲ったり、関係性の強いものを線で繋いだり、対立するものを矢印で明確にしたりする作業です。

記号例
関係あり:ーー、原因・結果:→、互いに因果関係:←→、互いに対立・反対:>--<
次のステップ

4.重要事項の特定

各自の持ち点を(51点)とし、参加者全員が大テーマごとに重要と思う順番に点数をつけていきます。6位以下には点数をつけません。(※参加者の人数やテーマ数に応じて、31点などでも可能です)

総合での得点が最も高かった分野が、最重要であり最初に取り掛かるべき問題であることが分かります。

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相関図を見渡すと、得点は低くても関連のために重要となる事柄もはっきりとしますよ。

KJ法を用いたホームページ作成

KJ法は、複数人の意見を調整するのに役立つ手法です。個人が考えを整理するのには、却って時間が掛かってしまう側面があります。コンテンツ作成の優先順位を決める場合など、複数のアイディアが出ていて皆で話し合わなければならない際などに、有効となります。

また、ホームページ作成前にペルソナ(仮想のメインユーザー)を作成する場合、情報を出し合って優先順位を決めていくのでKJ法が適していると言えます。

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