初めてでも大丈夫!ペルソナを作り上げる方法

初めてでも大丈夫!ペルソナを作り上げる方法

インターネット上で新規にホームページを制作する際、またはリニューアルする際には、「ペルソナ法」を導入すると良いと言われています。このペルソナ法とは、どのようなものなのでしょうか?初めての方でも簡単に、ペルソナを作り上げる方法を紹介します。

ペルソナとは

ペルソナとは、インターネット上でのユーザーの行動パターンを調査し、集まったデータをもとに統合して作り上げられた仮想の人物のことです。

川崎屋アイコン

ペルソナでつくる人物は実際にいる人ではなくて、複数のユーザーたちの特徴から仮想して作ります

架空の存在ではありますが、顔写真や名前、年代、特技や性格、好きなことなどのプロフィールを充実させ、プロジェクト戦略の判断材料の一つとなりWeb開発の分野やマーケティングの分野で、主に使われています。

補足
ターゲットユーザーが集団であるのに対して、ペルソナはより具体的な情報を持った個人として扱われます。

ペルソナを作るメリット

ペルソナを作ることによるメリットは、以下の通りです。

戦略や意思決定が明確になる

新規事業を立ち上げる際には、市場のマーケター、デザイナー、エンジニア、プログラマーなど、さまざまな立場の人間が関わってきます。

プロジェクトの中後期になって「イメージが違った」などということが起こらないようにするためにも、初期段階でペルソナを明確にしてくださいね

川崎屋アイコン

なにか新しいサービスを開始しようと思った際に、もし各自がそれまでの経験をもとにバラバラの「ユーザーイメージ」を持っていたとすると、すり合わせるのにかなりの時間と労力を要しますが、明確な「ペルソナ」を主軸に話を進めると、共通認識があるために話がスムーズに進んでいきます。

ユーザーの視点を知ることができる

ペルソナを作成するためには、数多くのユーザーの好みや行動パターンを分析調査していく必要があり、観察や動向分析、アンケートやインタビューなどを通じて、ユーザーを理解しなければペルソナは作ることができません。

そのため、ユーザーの抱えるニーズや問題点、解決策などを掴みやすくなっていきます。

川崎屋アイコン

なにげないユーザーからの問い合わせなどを日々メモしておくと、ユーザーが何に悩み、何を求めているのか導きやすいですよ

ユーザー代表者の顔が見える

情報化社会では、顔の見えない状態でのやり取りが多く発生します。そのため、相手がどのような人かを知らないままに情報を交換したり、取引したりすることも珍しくありません。

ペルソナによって一つのイメージを与えることで、ユーザーをより身近に感じ、生身の人間に近く接することができるようになりますね

川崎屋アイコン

ペルソナの作り方

ペルソナの作成手順は、このようにして行います。

ターゲット層・ターゲット像をおおまかに決定する

ターゲット層を決定

まずは自社で提供しようとするサービスやプロダクトの、メインユーザーを考えます。「どんなターゲットにアプローチをするか」という部分になりますが、「サイトの目的」が明確であれば、相応のイメージはできるのではないでしょうか。

川崎屋アイコン

この段階で定めたターゲット層が、これから作成するペルソナの基盤になりますね
次のステップ

ターゲットユーザーを調査する

次の段階では、ターゲット層となるユーザーの調査を行っていきます。調査手法としては、「観察調査」「ユーザーインタビュー」「アンケート」などが考えられます。この段階で、なるべくターゲット層の生の声を多く拾っておくことが大切で、行動には表れない真意を、確かめておく必要があります。

ターゲット層の方に実際に会うことによって聞けることもたくさんありますよ

川崎屋アイコン

次のステップ

行動パターンをまとめる

KJ法

ユーザー調査によって得られた情報を、分類していきます。例えば、ターゲット層の利用状況、意識・態度、行動傾向、事前知識の有無などの特徴をキーワードとして付箋に書き出して、関連しているものをグルーピングしていくKJ法がよく使われています。

行動の似ているユーザーをまとめることで、ユーザーの行動パターンが明らかになっていきます。そして、ここで生まれたパターンの数が、生み出すペルソナの数となります。

次のステップ

ペルソナシートを作成する

得られた行動パターンから見えてきた人物像をもとに、実際のペルソナを作っていきます。以下、ペルソナの情報例をあげます。

プロフィール

  • 名前
  • 性別
  • 家族構成
  • 出身地
  • 役職・ポジション
  • 仕事の仕方・正確・思考法など
  • 周囲の環境(上司や部下にどんな人がいるかなど)

行動

  • コミュニケーション(部下と週2回、居酒屋へ行くなど)
  • 情報収集の方法

課題

  • パーソナルなプロフィールなどからペルソナが抱えている課題を決める。

ゴール

  • ペルソナが課題について解決して「どうなりたい」と考えているのか決める。

川崎屋アイコン

プロジェクトメンバーに「共感」を持ってもらうためにも、実在の人物であるかのような情報を加えてくださいね
ポイント

ただし、あまりにも関係のない情報まで付け加えてしまうと、焦点がぼやけてしまうため、行動や価値観に関連した情報であることが大切です。

次のステップ

ペルソナに優先順位をつける

最後にペルソナに優先順位をつけていきます。すべてのペルソナの要望を満たすことはできないので、優先的に取り組む課題を見つけるために最もメインユーザーの行動を表しているものを「主役ペルソナ」、次点以下を「脇役ペルソナ」として定義します。

このうち「主役ペルソナ」の要望を第一に満たすように、プロジェクトを進めていきます。「脇役ペルソナ」の要望は、「主役ペルソナ」が「どちらでも構わない」場合のみ、採用していきます。

メインユーザー層の要望を最重要視して、幅広い意見を取り入れたいので「主役ペルソナ」にとって不要または邪魔な機能であれば、実装は見送りましょう

川崎屋アイコン

ペルソナを作る際の注意点

強いてあげるとするならば、最初のペルソナ作成に失敗してしまうと、その後の判断を間違ってしまうということがデメリットです。

ゴールが不確定なまま走り出しても道に迷うのと同じことで、最初のペルソナ像を間違うと、本来のターゲットを逃してしまうことに繋がります。また、ペルソナの作成には綿密な調査が必要なため、スピード感に追われる現場には向かないといった点もあります。

ペルソナを作ったあとは

ペルソナの期待や要望を確認した上で、それらを叶えていくためのシナリオを考えていきます。いつ、どこで、どのように課題を解決していくのかを、視覚化した上でメンバーに共有していきます。

おまけ(プロトペルソナとは)

往来のペルソナ手法では、ペルソナの作成に時間も費用も掛かるので、今後主流になってくるのが「プロトペルソナ」の作成です。

プロトペルソナは「簡易ペルソナ」や「捏造ペルソナ」とも呼ばれ、ユーザー層や行動の理由を推測によって作られたもので、机の上だけで作成が完成します。

「まずは作ってみる」という精神にもとづいたもので、作成したあとに現場でのリサーチを加えて修正していきます。よりお手軽な方法として、これから普及していくところです。

プロトペルソナプロトペルソナ

まとめ

ペルソナの目的は「ユーザーの満足感の向上」です。ユーザーを知ることでより良いサービスを提供することができるようになります。

長年使用することで、ペルソナへの愛着も沸いてきますので、ぜひペルソナ手法を試してみてください。

KJ法を用いたホームページ作成KJ法を用いたホームページ作成